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ANA(全日空)羽田ーロンドン線 ビジネスクラス「THE ROOM」搭乗記
今回、羽田からロンドンのANA便はNH0211、Cクラス(ビジネスクラス)を利用しました。
羽田-ロンドン線は、ANAの最新ビジネスクラス、B777-300ER 新212席が飛んでいます。ビジネスクラスは「THE ROOM」ファーストクラスは「THE SUITE」と名付けられた仕様です。
ロンドン以外ですと、ニューヨーク、 サンフランシスコ、あとはフランクフルト、ロサンゼルス、シカゴなどでも使われることがあるそうですが、2026年からはTHE Room FXとしてボーイング787-9でも採用され、路線も増えるそうです。
当日のフライトは、コロナ以降ありがちですが、飛行機の遅れ。今回も朝の便ですが約1時間遅れての出発となりました。

ANA 「THE ROOM」の座席 レポート
「THE ROOM」の特徴は通常の前向き席と、後ろ向き席があることです。今回わたしは前向き席を選びましたが、ネットの口コミを見ていると、
「後ろ向きでも何の違和感もなかった」とか「むしろ圧のかかり方がラクだった」というものもありました。
1-2-1の並びです。
「THE ROOM」の座席はワイドシートというだけあって、本当にワイドでした。ここだけで横になれそうなワイドさ…

クッションと枕、敷布団(シーツ)と掛け布団が用意されています。

フルフラットになる「THE ROOM」のシート
リクライニングは、自分の座っているシートの座面が前に滑り出ることによって、後ろに空間を作りリクライニングする形です。そのリクライニングを最後まで倒すとフルフラットに。

フルフラットになったらシーツを敷きます。シートベルトを出す穴もシーツにちゃんと開いていました。

扉が閉まり個室状態になる「THE ROOM」
フルフラットシートもありがたいですが、座席ごとに扉があることによって個室状態になることも「THE ROOM」の最大の特徴ですね。
手前の扉は下から出てきて、奥のモニター側の扉は横にスライドして出てきます。

1ー2ー1の配列なので、中央列は2席並んでいます。知り合いであれば間の扉を開けておくことによって話をすることが可能です。
逆に知らない人が座っているのであれば、間の扉を上げることで完全に仕切ることができます。
こちら▼の画像は、上が間の扉を開けている状態、下が扉を上げて仕切っている状態です。

いつもなら機内が暗くなってから映画を観るときなど、モニターの明かりが他の方に迷惑にならないかかなり気になる点ですが、両サイドの扉を閉じてしまえば、個室になるのでモニターの明かりが漏れる心配もないのがありがたいです。
ファーストクラスの個室感覚でくつろぐことができます。(ファーストクラス乗ったことないけど…)

食事後の時間帯から皆さん扉を閉めはじめるので、この状態になります。

読書灯もあります。

モニターはタッチ操作できますが、リモコンを手元に置いておけば寝たまま操作可能です。


ANA「THE ROOM」アメニティなど
長距離路線のとき機内で何を着ているかによって、心地よさが全く違ってきますよね。ベルトでガッチリしめたジーンズや、ウェストまわりがきついスカートはつらいものです。
ANAはファーストクラスはアメニティとして、持ち帰ることができるリラックスウェアが提供されますが、ビジネスクラスでも借りることが可能です。
離陸前にCAさんが持ってきてくださったので、お手洗いで着替えました。

こちらはいただけるアメニティポーチです。ポーチはETTINGER(エッティンガー)、英国王室御用達のブランドです。


アメニティポーチの中は、歯ブラシ、耳栓、アイマスク、ANAオリジナルのエコバッグ、そしてAVEDA(アヴェダ)のリップバームとボディローションです。
AVEDAは可能な限りオーガニックな植物由来の原料で作られているアメリカのブランド。乾燥しがちな機内でありがたいです。
ポーチの作りもしっかりしていて、これから長く使えそう。

スリッパもついています。以前はスリッパに靴べらと持ち帰り用の袋がついていましたが、今はリクエストすると袋と靴べらを持ってきていただけます。

ANA ビジネスクラス THE ROOM 機内食
約13時間の羽田ーロンドン。機内食としては2回提供されます。
ウェルカムドリンク
搭乗後すぐ、離陸前にウェルカムドリンクが提供されました。アルコール類もありましたが、私はオレンジジュースをいただきました。乾いた喉にこれがおいしい!

機内食1回目
1回目の機内食は離陸してから約1時間後でした。和食と洋食が選べます。

アミューズは和食と洋食で共通です。
ANAオリジナル黒ゴマピスタチオスティックと、パストラミチキン、チーズとオリーブ。

そしてこちらがアペタイザーやパン。

パンはバゲットとかぼちゃブレッド。ご飯と味噌汁も選ぶことができるそうです。でもこのパンがおいしかったので大正解でした!

パンにはバター、岩塩、スパイス、そしてHuile d’olive のエキストラヴァージンオリーブオイルです。

アペタイザーです。アペタイザーだけでお皿いっぱい、お祭り状態。
メニューでは、チキンバロティーヌ、シーフードムース、トリュフサルサと3品が載っていますが、ホタテとかいちじくとかいろいろです。

洋食のメインディッシュはお肉か魚から選べます。こちらはお肉。牛フィレ肉のソテー ソースペリグー、セロリアックとポテトのピューレ。お肉は柔らかく、ポテトのピューレとあわせていただくと旨味が引き立つおいしさでした。

オリーブオイルがとにかくおいしく、残った分を持ち帰らせていただきました。帰国後に調べたら
南仏の極小ドメーヌが造る最上質オリーブを使用 生産量は、樹齢1000年の木から作った年間3000本のみ フランス国内でも入手困難なオリーブオイルの最高品です! (出典)

こちらは、同行者の和食の前菜

そして和食のメインディッシュはすき焼きでした。

そしてデザート。カフェマロンとフルーツ。これ以外にチーズもあります。

いつでもオーダーできる夜食機内食
そして、これが嬉しいサービス。以下のメニューの左側のものは1回目の食事後に好きなタイミングでオーダーできる機内食です。
サンドイッチやおにぎり、親子丼、ラーメンからスープやサラダ、チーズ、アイスクリームなどがあります。
フライト中、2回の食事の間隔が10時間ほどあるので、日本からの体内時計的にも空腹になったときにありがたいサービスです。

同行者と私がいただいた2品。こちらは、スモークチキンと味噌ジンジャーソースのサンドイッチ。

こちらはANAオリジナル北海道濃厚味噌ラーメン。普通に北海道のラーメン店に入っていただくような、札幌味噌ラーメンの濃厚さでした。

ハーゲンダッツのアイスクリームとコーヒー。ライトを落としている時間帯だったので周りは真っ暗ですが、夜だか昼だか分からない時間帯だったので背徳感はありませんでした。

機内食2回目
2回目の機内食は到着予定時間の1時間45分前くらいに提供されました。
こちらは同行者の洋食。チキングリルときのこのリゾットポルチーニ風味

こちらがわたくしが選んだ和食。鮭の粕漬け焼き。鮭は味が深く柔らかくおいしい。副菜も十分なおいしさでした。定説ではありますが、日本発便の機内食はおいしいですね。

食後のコーヒーとビスケットです。

ANA THE ROOMを利用した感想
初めてのANAのTHE ROOMを利用してのロンドン。約13時間という長さも全く苦になりませんでした。
やはりフルフラットになるシートだと体への負担が違いますね。扉を閉じて個室感覚で利用できるのも、人の視線を気にする必要がないのと、足元に貴重品を置いて寝ていても安心していられるという点がありがたかったです。
そしてCAさんのホスピタリティにも感謝。CAさんなくして、快適な旅はありえません。
来年からはTHE Room FXとして路線が増えると言われている、ANA(全日空)最新仕様のシート。できることなら、またどこかの路線で利用してみたいです。
【関連記事】帰りのロンドンから日本。プレミアムエコノミーの利用レポートです。




