江田島　海上自衛隊　第一術科学校の見学

呉のいいところは、フェリーを使って宮島や江田島など他の島にも簡単に遊びに行けるところ。今回はフェリーで20分の江田島へ海上自衛隊の第一術科学校の見学に行きました。

呉ー江田島（小用港）フェリー

呉から江田島の小用港（こようこう）へはフェリーと高速船が出ています。次に来るのがどっちかによって料金も違います。今回はフェリーで20分。片道390円

静かな呉の海。あいにくの天気でしたが、牡蠣の養殖などが見えました。

小用港についたら目の前のバス停から第一術科学校を通るバスで5分ほど。料金は150円です。バスの運転手さんがとても優しく我々が旅行者だとわかったらしく、乗るときに「第一術科学校までは150円です」と教えてくれたので小銭を用意しやすかったですし、降りるときも第一術科学校までの道を教えてくれました。

バス停降りてから１分ほどで第一術科学校の門にたどり着きます。

江田島　海上自衛隊　第一術科学校（旧海軍兵学校）の見学

第一術科学校の見学は毎日実施していて、時間が決められています。自由に見学するのではなく、海上自衛隊OBの方の説明を聞きながらの１時間半コースです。（詳細は本ページ下にリンク）

実はわたくし一人旅で過去２回ここに来ており、今回で3回目。歴史の授業ではおそわらなかった日本の歴史をより肌で感じることができるように思っている場所です。展示されている貴重な資料はまだまだ読みきれていません。

第一術科学校の見学受付は各回30分前から

1日に数回開催されている見学の30分前から受付を開始。入り口で名前を書き「見学者」のバッチを渡されます。

中のレストランで食事をしたいときやお土産を見たい場合は、受付時間よりも早くても中に入れてもらえます。しかし自由に見ることはできませんので、行けるのは限られたエリアだけです。

大講堂

ここは入学式や卒業式がおこなわれる場所。NHKドラマ「坂の上の雲」のロケなどにも使われています。御影石で作られている大講堂はそれだけでも観る価値がある立派な建物。

中に入るとキリっと気持ちも引き締まります。

幹部候補生学校庁舎（旧海軍兵学校生徒館)

赤レンガ造りの幹部候補生学校庁舎。横に長い建物です。今回、写真を撮り損ねたので、この写真▼は前回撮ったものです。

横の長さが144.8メートル。動画で撮ってやっとです。

横から見るとその長さがわかります。ちなみに全ての入り口にドアがありません。

裏側から見たところ。この赤レンガは当時イギリスから一つずつ丁寧に梱包されたものを輸入して建てられたそうです。

裏庭には桜の木が植えられています。軍歌の「同期の桜」の歌詞に出てくる桜がこの裏庭にある桜のことだそうです。

こちらもロケに使われています。

教育参考資料館

こちらの中は撮影禁止。帽子もとって入館します。特攻隊の方の遺書が数多く並んでいます。また東郷元帥が使っていた硯や筆、戦艦「陸奥」や重巡洋艦「青葉」の御紋章などもここで観ることができます。

教育参考館の裏には戦艦「大和」の主砲も

３回目になって知った！見学コースが違う日がある

今回はじめて聞いたのですが、第二第四火曜日は見学コースが少し違うそうです。また行かなくては・・・

お土産を買うこともできる第一術科学校の売店

記念品・おみやげセンターとして売店があります。こちらで自由に買い物をすることができます。ここは第一術科学校の生徒さんも買い物をするところなので普段着用されるような服なども販売されています。

第一術科学校のレトルトカレーや呉氏グッズ。その他一般的な広島のお土産も販売されています。もちろんここでしか買えないものも。

江田島　小用港ターミナル

第一術科学校の前にはタクシーがいつも待っていますので、フェリーの時間ぎりぎりまで滞在していても大丈夫（もちろん確約はできません。その日の訪問人数によって違うと思います）

帰りはタクシーで江田島小用港へ。

小用港は小さい港なので、レストランのようなものはありませんが、中にカップ麺などをイートインできるコーナーはあります。「かきラーメン」と出ているのぼりがありますが、そこで本格的なかきラーメンが食べられるのではありません。お土産に江田島のかきラーメンをどうぞ。

呉から片道20分。見学の所要時間は１時間半。