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モントリオール ベーグルおすすめ「フェア・マウントベーグル(Fairmount Bagel)」&「サン・ヴィアトー・ベーグル(St.Viateur Bagel)」
モントリオールのおすすめグルメで必ずと言っていいほど挙げられるのがベーグル。スモークミートと並ぶモントリオールのソウルフードです。
実はベーグにはニューヨーク式ベーグルとモントリオール式ベーグルがあり、この2つは作り方も食べ方も違うそう。そして日本で食べられているベーグルは主にニューヨーク式ベーグルなのです。
だからこそモントリオールに旅行できたひとには、是非ともこの機会にモントリオール式ベーグルの焼きたてを食べてみることをおすすめします。
モントリオールベーグルとニューヨークベーグルの違いは?
そもそもニューヨーク式ベーグルとモントリオール式ベーグルの違いは何なのか調べてみました。
まずは生地。ニューヨーク式は麦芽と塩を練り上げて作るところモントリオール式は麦芽と卵のみで調味料となるものは入れません。
次に茹で方。ニューヨーク式は普通のお湯で茹でるところ、モントリオール式ベーグルは蜂蜜を入れたお湯で茹でているのだそう。
そして焼き方。ニューヨーク式ベーグルはオーブンで焼くところ、モントリオール式は薪釜で焼きます。 確かに今回モントリオールで行った2店舗とも、店内に大きな薪釜で焼いているところが見えました。
最後に食べ方。ニューヨーク式ベーグルは味の種類も豊富、また間にいろいろ挟む食べ方も豊富です。一方モントリオール式ベーグルは胡麻をふりかけたセサミが主流で種類もそんなには多くなく、ベーグルそのものの味を楽しむのだそう。
フェアマウントベーグル(Fairmount Bagel):モントリオール ベーグルおすすめ1
モントリオールベーグル食べ歩き1軒目は、モントリオール式ベーグル発祥の店と言われているフェアマウントベーグル。
1919年に移民であったIsadore Shlafman氏によってオープンしたのがフェアマウントベーグルで、これが確認される限りモントリオールで最初のベーグル店だそうです。代々家族で経営し今は創業者の孫の代になっています。
1949年にフェアモント通りに移転してきたのを機に店名がフェアモントベーグルに。
モントリオールでベーグル発祥の店なので多くの人に愛されていますが、なんとフェアモントベーグルは2008年宇宙飛行士のGregory Chamitoffさんとともに宇宙にまで行った実績を持ちます。
宇宙ステーションに持っていかれたフェアマウントベーグルはさまざまな実験もされたそうで、その内容がCTVのニュースサイトこちらのページに載っていました。実はこちらの宇宙飛行士Gregory Chamitoffさんは、フェアマウントベーグルオーナーRhonda Shlafmanのいとこなんだとか。
フェアマウントベーグルは店の左右にベーグルが山積みになっています。地元のお客さんは12個入り1ダースの袋で買っていくそう。冷凍しても味が変わらないベーグルなので買い置きにはおすすめですね。
フェアモントベーグルの値段は1個1ドルから1.3ドル(約80円〜107円)。6個入り12個入りのセットは割引されています。
焼きたてのベーグルです。
初めて食べるモントリオール式ベーグルはやはり今まで知っていたベーグルとは違います。確かに日本で食べているのはニューヨーク式ベーグルなんだと実感しました。
釜で焼き上げられたベーグルの皮はサクッと香ばしく、中はもっちり。
サン・ヴィアトー・ベーグル(St.Viateur Bagel):モントリオール ベーグルおすすめ2
モントリオールベーグル食べ歩き2店舗目は、1957年創業のサンヴィアトーベーグル。1軒目のフェアマウントベーグルからは徒歩8~9分のところにあります。
ゲシュタポに逮捕され強制収容所に入れられていたユダヤ人マイヤー・レフコヴィッツ氏が1952年にカナダのユダヤ人移民支援サービスによって発見されモントリオールにきたのがきっかけ。
マイヤー・レフコヴィッツ氏はモントリオールのベーグルショップで働き5年後の1957年に自分のベーグル店をオープンさせたのが、今のサンヴィアトーベーグルのはじまりです。
サンヴィアトーベーグル 1分のショートムービーです。
平日の昼間ですが、サンヴィアトーベーグルもフェアマウントベーグルと同じように次々とベーグルを求めるお客さんがやってきていました。
サンヴィアトーベーグルにはベーグル以外にも飲み物やスモークサーモン、クリームチーズなどが並んでいます。
店内の左半分が調理場。
ここでは捏ねる→棒状にのばす→ベーグルの形に形成するまでの行程。
写真を撮りたくなる薪釜の上に店名が掲げられているところにビジネスセンスを感じます。
釜の手前に大きな鍋があり、彼が一人で茹でる→焼くを担当。薪をくべ釜の温度を調整しながら手前の鍋でベーグルを茹でてとかなり忙しそうでした。
焼きあがったベーグルが次々と放り込まれていく様子は必見。ベーグルが宙を舞います。
この位置に立っているだけで、焼きたてベーグルの甘い香りに包まれます。
サンヴィアトーベーグルのお値段は1番人気のセサミ0.95ドル(約78円)から1ドル(約80円)。6個入り12個入りは割引価格。(強引にひきのばした画像ですが置いておきます)
@kogureさんが購入されたのをちゃっかりいただきました。ごちそうさまです!
サクッとちぎれるところに、ニューヨークベーグルとのタイプの違いを感じます。皮がとくに美味しい!窯焼きされた香ばしさに加えてほんのり甘みも伝わってきます。
サンヴィアトーベーグルはキャラクターも設定されていてオリジナルグッズも豊富。モントリオール土産におすすめです。
こちらのマグカップは6ドル(約480円)
自分のモントリオール土産に買った5ドル(約400円)のトートバッグ。このあとのケベック旅行で大活躍でした。
モントリオール ベーグルを食べた感想
モントリオールベーグルの2大人気店、フェアモントベーグルとサンヴィアトーベーグルの食べ歩きをしましたが、初めて食べたモントリオールベーグルは確かに今まで知っていたベーグルとは異なるものでした。
皮の部分は薄くサクッと、中はねっとり系のモチっとではなく、空気を含んだもっちり感。
噛むと口の中に甘みが広がるベーグルそのものを楽しめるのがモントリオールベーグルの特徴でした。
ここでしか食べられないモントリオール ベーグルの焼き立て、おすすめです!
モントリオール ベーグル2大人気店「フェア・マウントベーグル」「サン・ヴィアトー・ベーグル」DATA
フェア・マウントベーグル
住所:74 Fairmount West Montreal, QC(地図)
電話:514-276-8044
営業時間 24時間
定休日:年中無休
≫≫ 公式サイト
≫≫ 店舗一覧
サン・ヴィアトー・ベーグル
住所:263 St-Viateur O. Montréal, QC(地図)
電話:(514) 276-8044
営業時間 24時間
定休日:年中無休
*本記事はカナダケベック州観光局のプレスツアーでの記事になります。