小名浜魚市場セリの様子から放射性物質自主検査の様子を視察

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移転して新しくなった小名浜魚市場

もともと老朽化が進んでいたため建替え予定だった小名浜魚市場。そこに東日本大震災があり地震と津波の被害で建屋が崩壊。2015年に新しい小名浜魚市場が完成しました。

 

ちなみに近くにある元の魚市場の場所をバスが通ったので見てみましたら、更地になっていました。

 

衛生面に徹底的にこだわった小名浜魚市場

通常の魚市場は水揚げスペースは漁港に向かって解放されていますが、ここ小名浜魚市場は入り口を開け閉めできる閉鎖型。放射性物質の検査室をはじめ魚を選別するエリア、搬出するエリアなど二重扉でインターロック式となっているそうです。

 

小名浜魚市場の見学

今回はメディアツアーとして伺いましたが、一般の方も小名浜魚市場の見学が可能だそうです。

 

小名浜魚市場セリの様子

現在、小名浜魚市場では試験操業として週3日水揚げがされるそうです。

セリがはじまりました。

 

市場内に並んだ水揚げされたばかりの魚たち。

 

値を書いた紙を入れていき、落とした人が読み上げられます。

 

そして落札できた魚を自分の荷台に乗せて搬出。

 

小名浜魚市場 試験操業における放射能自主検査

 

 

 

今回私たちへの解説でも使われたこのパネルには英語版もありました。おそらく英語圏の方々も視察に来ているのでしょう。

 

小名浜魚市場での放射能自主検査に使っている機械は9台。うち2台は非破壊検査(フィーレ状で計測できる)で入れてから5分で検査ができる。残り7台はミンチ状にまでしないと検査できず、計測時間は約30分。

 

 

 

試験操業として週3日可動していて、水揚げがあった日は約40種類の魚種を検査し、検査結果を待ってから出荷しているそうです。

 

「今では検査にひっかかる検体を探すほうが大変だが、万が一でたらすべて出荷停止となる。この新しい魚市場に移転してからの期間は一度も出ていない」

 

スクリーニング検査の結果はWEBページで公開されています。

 

「築地など関東にも出荷しているが、震災前と比べると量は激減している」

「常磐ものをもっと食べたいという声をあげてもらえると嬉しい」

 

そうおっしゃる言葉が印象的でした。

小名浜魚市場

住所:福島県 いわき市小名浜字辰巳町41番地
電話:0246-54-6121
公式サイト:http://onahama-fishmarket.com/

 

 

 

(*)情報は掲載時または旅行した日のものとなります

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