和漢洋の神門が圧巻「尾山神社」前田利家公を祀る~鼠多門橋:金沢観光

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前田利家公とお松の方を祀る「尾山神社」


初代藩主・前田利家公と妻のお松の方の絆をいまに伝える尾山神社。一歩足を踏み入れると凛とした静寂に包まれ、四季折々が織り成す風情豊かな絶景が参拝客を温かく迎えてくれます。

重要文化財「神門」

尾山神社の顔ともいえる「神門」は、一目見ただけで誰もが心を奪われる唯一無二の佇まいをしています。最大の特徴は、日本、中国、そして西洋の建築様式が美しく融合した「和漢洋」のスタイルです。

この神門が完成したのは明治5(1875)年のこと。当時の日本は、明治維新によって西洋の新しい文化や技術が一気に流入してきた「文明開化」の真っ只中。

新時代への幕開けという高揚感のなかで、「これまでにない新しく斬新な神社を作ろう」という、当時の人々の進取の気風と熱意がこの形を生み出したのです。設計は英国人技師に学んだ津田吉之助が手掛け、伝統を守りつつも最先端の美を取り入れた、まさに時代のエネルギーを象徴する建造物となったそうです。

第一層は、日本の伝統的な城郭を思わせる戸室石(とむろいし)積みの重厚な石造り。

 

 第二層は中国の意匠を感じさせる漆喰塗りの雅な造り

最上階の第三層には、なんとオランダ風の美しいステンドグラス(ギヤマン)が嵌め込まれています。

 

そして屋根の頂には、日本の神社建築としては極めて珍しい避雷針が設置されているのも見逃せないポイント。現存する避雷針としては日本最古のものだそうです。

 

前田利家公の像

加賀百万石。初代の加賀藩主である前田利家公の像です。近くに正室のお松の方の像もあったはずですが、見逃してしまいました…。

 

尾山神社の菊桜

尾山神社にはさまざまな植物がありますが、その中でもとくに気になったのが、こちらの「菊桜」。見頃は4月下旬頃らしく、行った5月は当然、葉だけになっていましたが、立派な様子は伝わってきました。

由緒ある菊桜で、かつて兼六園にあり天然記念物にも指定された名木「兼六園の菊桜」の血統を受け継ぐ、非常に貴重な桜だそうです。由緒書きによるとー

300枚を超える花弁:ひとつの花に300枚以上の花びらがつき、まるで菊の花のように大輪で豪華に咲き誇ります。

花の色が3回変わる:開花から落花までに「深紅→薄紅→白」と、色が3度も変化する極めて珍しい特徴を持っています。

絶滅からの復活:原木は昭和45年に枯死してしまいましたが、それ以前に接ぎ木で守り継がれていた貴重な2本が、前田家ゆかりの尾山神社へと奉納されました。

いつか、開花時期に見に来たいと思います。

 

神苑(庭園)石川県指定名勝

境内に広がるのは、美しい池をぐるりと巡る池泉回遊式の庭園。水面には楽器をモチーフにした島や橋が巧みに配されており、訪れるたびに表情を変える四季折々の自然が出迎えてくれます。

ゆったりと散策しながら、日々の忙しさを忘れて心がじんわりと癒やされるスポットです。

国登録有形文化財「東神門」

このブログ記事では、表となる「神門」からご紹介しましたが、実は今回、尾山神社には石浦神社から徒歩でたどりついたので(徒歩12分)、「東神門」から入りました。「東神門」は国登録有形文化財となっています。

尾山神社見どころ 「東神門」は国登録有形文化財となっています。

この「東神門」は、金沢城の二の丸御殿にあった向唐門と伝えられています。明治3年(1870年)頃に卯辰山にある招魂社の神門として移され、昭和38年(1963年)に現在の場所に移築されたそうです。

 

鼠多門橋で金沢城跡に続く

尾山神社の東神門の向かいには、金沢城が位置しています。そこに続くのが「鼠多門橋」です。
明治の消失から約140年ぶり、令和2年(2020年)に復元整備され話題となりました。

金沢城の西側を守っていた「鼠多門」と、城内最大の規模を誇る「鼠多門橋」です。江戸期には玉泉院丸庭園と尾山神社(当時の金谷出丸)を結ぶ往来の要でした。
この門の一番の特徴は、城内の他の門にはない個性的な外観にあります。海鼠壁(なまこかべ)の目地部分に黒漆喰が使われており、その黒い海鼠漆喰が織り成す独特のデザインが、訪れる人の目を引いています。

夜はライトアップもされているそうなので、夜の時間帯に行かれる方はぜひチェックしてみてください。

 

尾山神社 住所・公式サイト

公式サイト:https://www.oyama-jinja.or.jp/

住所:石川県金沢市尾山町11-1

(*)情報は掲載時または旅行した日のものとなります

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