スポンサーリンク

エディンバラ観光おすすめ:セント・ジャイルズ大聖堂(St. Giles’ Cathedral)
壮麗なゴシック様式が目を引くセント・ジャイルズ大聖堂。(St. Giles’ Cathedral)エディンバラ旧市街のメインストリート「ロイヤル・マイル」のちょうど中心に位置し、街のシンボルとして凛と佇んでいます。
その歴史は古く、訪れる人を中世スコットランドの世界へと導いてくれるようです。荘厳な空間を巡り、歴史の重みを感じたセント・ジャイルズ大聖堂(St. Giles’ Cathedral)をご紹介します。
セント・ジャイルズ大聖堂(St. Giles’ Cathedral)とは?
1120年に創建され、当初はカトリック教会でしたが、1560年にスコットランド教会がローマ教皇庁と関係を絶って以来、プロテスタント教会(スコットランド国教会)の最も権威ある大聖堂となったそうです。
灰色の石造りの姿で凛と佇むセント・ジャイルズ大聖堂。数百年の歴史が刻まれたその外観は、まるでスコットランドの激動の歴史そのものを象徴しているかのような、重々しい威厳を放っています。
中でも王冠の形をした屋根が目を引く存在です。

セント・ジャイルズ大聖堂(St. Giles’ Cathedral)の周りには、スコットランドに縁のある人の像が建てられています。その中のお一人は「経済学の父」スコットランド生まれのアダム・スミスでした。

2022年、英国のエリザベス女王が逝去された際、ご遺体を安置した棺がエディンバラのホリールード宮殿からセントジャイルズ大聖堂にが移送され、一般の人々による弔問の時間が取られました。
そのニュースがYouTubeにありましたので、ご紹介します。
美しいヴォールト天井とステンドグラスは必見
外から見たセント・ジャイルズ大聖堂は、風雨に耐えた灰色一色の石壁が醸し出す重々しい威厳に圧倒されます。
しかし、一歩足を踏み入れると、そのイメージは覆され、そこには外部の重厚さからは想像もつかない、鮮やかなブルーが映える美しいヴォールト天井、そして壁一面のステンドグラスから差し込む光が、その青と金色の装飾を眩いばかりに照らしているのです。色彩と光に満ちた別世界でした。


青い天井とともに目を引くのが、大聖堂内の至るところにあるステンドグラス。

外観の重々しさが嘘のように、窓全体が光の源となりまるで宝石が降り注ぐかのように鮮烈な色彩が空間を染め上げていました。


パイプオルガン
セント・ジャイルズ大聖堂にあるパイプオルガンは、1992年にオーストリアのリーガー社(Rieger Orgelbau)によって製作されたものだそう。
その木製の独特なオルガンケースは南翼廊に設置されています。大規模な礼拝から国際的なコンサートまで幅広く使用され、大聖堂の荘厳な空間に美しい響きを添えてくれるであろうこのパイプオルガン。一度、音色を聴いてみたいと感じるものです。



複雑な構造で尖っているイメージのゴシック様式。セントジャイルズ大聖堂のそれもまた、かなり複雑な作りとなっています。

天井の模様にカメラのズームで寄ってみました。中の1つは文字と人が刻まれています。

美しさに包まれる空間は、何時間でも椅子に座って眺めていたいと思わせてくれます。

イギリス海軍の船鐘
セントジャイルズ大聖堂の中に大きな鐘が置かれていました。
帰国後調べてみたら、イギリス海軍の戦艦「HMSハウ(HMS Howe)」の船鐘(シップ・ベル)だそうです。
「1942」と刻まれているのは、戦艦ハウが進水した年。イギリス海軍は退役した軍艦の船鐘や他の記念品を、ゆかりのある教会や慈善団体に寄贈する慣習があるそうで、これは、国民に船の歴史を伝え、乗組員の功績を永く記念するためではないかと考えられているみたいです。

セントジャイルズ大聖堂のお土産ショップ
セントジャイルズ大聖堂の中にも小さいながらお土産ショップがありました。




セントジャイルズ大聖堂の入場料は?
セントジャイルズ大聖堂の入場料は無料です。ただし募金として6ポンド(約1,214円)が推奨されているようです。
筆者は2名で行ったので12ポンドをお支払いしました。

現金だけでなく、クレジットカードのタッチ決済でも募金することは可能です。

セントジャイルズ大聖堂 DATA
住所:High Street, Edinburgh, EH1 1RE, United Kingdom
開館時間は曜日やイベントの有無によって違うので、公式サイトでご確認ください。
https://www.stgilescathedral.org.uk/




