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とまとランドいわきの新事業「ワンダーファーム」
東日本旅客鉄道株式会社と有限会社とまとランドいわきが共同出資し、株式会社JRとまとランドいわきファームとして会社を立ち上げ、平成28年から福島県いわき市で食と農の体験型ファーム「ワンダーファーム」がオープンしました。
ワンダーファームのトマト栽培
日照時間が国内でもトップクラスに入るいわき市はトマト栽培も盛んです。
ワンダーファームのミニトマトは種類も豊富。私は紫いろしたトスカーナバイオレットが好きです。
以前ワンダーファーム(とまとランドいわき)のミニトマトをイベントで販売するお手伝いをした際に、前日に買ってくれたお母さんが「普段はトマト嫌いで食べない子供が美味しい、美味しいって言って食べたので、また買いにきました!」ということもありました。それほどに美味しいトマトなのです。
そして今回はじめて見た、この2つのトマトに私の眼はくぎ付け。今度食べてみたいです。
ワンダーファームの最先端の技術
ワンダーファームでは元木代表にお話をうかがいました。
ワンダーファームでは日照、温度管理、水やりの管理などをすべてコンピューターで制御しているそうです。
自動で天井のシェードが開き、トマトに太陽の光が降り注いでいます。
日射比例方式で、コンピューターが水の量も調整しています。
温度調整ももちろん自動。
ワンダーファームのトマト栽培の様子を360度画像でご覧ください。
ワンダーファームのトマトの受粉はすべてこちらの蜂がおこなっています。トマトには蜜がないので蜜蜂は飛び回らず逃げてしまうため、クロマルハナバチという種類の蜂だそうです。
土の代わりに使っているのは「ココウール」というヤシの実の皮の繊維。親を亡くしてしまったヤシの実の産地の子供達に何かできないかと考え、ココウールの利用にたどりついたそうです。
東京・神奈川の料理人の皆さんやメディアチームから、元木さんへの質問が飛び交います。
出ないのは分かっていても続けている放射能検査
「東日本大震災前は全収穫の50%は首都圏へ出荷していたのに、原発事故後一度はゼロになってしまった。7年目にしてようやく全体の20%になるまでもどった」
「もう出ないというのは分かっているけれど、お客様に安心して食べてもらうために、今でも放射能検査は続けている」と元木さん。
人の手で収穫・人の手で出荷
最先端の技術で育てられているワンダーファームのトマトたちですが、収穫は人の手によって大切に収穫され、そして大切に選別されています。
農林水産祭天皇杯を受賞しているとまとランドいわき
2013年にとまとランドいわきとして、農林水産祭天皇杯を受賞されています。授賞理由の一つに、地域貢献があり40人規模の常時雇用に加え、地域の生産者の農閑期に臨時雇用し、冬期のトマト生産の労働力。農業を通じた食育活動というのが挙げられていました。ワンダーファームができた今はさらに多くの雇用を生み出しています。
形の悪いトマトは加工品へ
ワンダーファームでは傷かついていたり形が悪かったトマトも無駄なくトマトジュースやトマトソースになります。ワンダーファーム(とまとランドいわき)のトマトジュースは以前より大人気です。
箱詰めされたトマトたち。
早くこのトマトが震災前と同じだけ首都圏にも出荷されるようになるよう、私たちもがんばらねばと再度思いました。
ワンダーファームのミニトマトは種類も豊富で色も鮮やかなので人気です。(左からイエローキャロル・オレンジキャロル・アイコ)
私もよく箱詰めでお取り寄せしています。また首都圏では日本橋になる日本橋ふくしま館MIDETTE(みでって)でトマトジュースなども購入することが可能です。
ワンダーファーム いわき 場所・トマト狩りなど
住所:福島県いわき市四倉町中島広町1
電話:0246-38-8851
ワンダーファームトマト狩り
土日祝のみ実施 10時~・11時~・13時~・14時~・15時~
参加費800円/事前予約不要・当日森のマルシェで受付け
(トマトの育成状況によりお休みとなることもあるそうです)
本記事はいわき市とフジテレビ共同開催によるプレスツアーに参加した記事となります。