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FSC・MCC・LCC 3ランクある日本の航空会社
日本の航空会社はJAL・ANAと格安航空会社のLCCの2種類と思われがちですが、その間にMCCと言われる航空会社のランクがありまして…あまり知られていないので、ザックリとご紹介したいと思います。MCCはまさに節約プレミアムな旅行にぴったりのランクなのです。
そもそもMCCとは?
MCCはミドルコストキャリアの略で、他には地域航空会社、中堅航空会社とも呼ばれることもあります。格安航空会社はLCC(ローコストキャリア)で、JALやANAはFSC(フルサービスキャリア)、レガシーキャリアと呼ばれています。
今、日本の航空会社の中でMCCに位置づけされるのはスターフライヤー、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥ。
MCC(地域航空会社)の飛んでいるエリア
スターフライヤーの飛んでるエリア
東京(羽田)⇔北九州
東京(羽田)⇔福岡
東京(羽田)⇔大阪(関西空港)
名古屋(中部国際空港セントレア)⇔福岡
東京(羽田)⇔ 山口宇部
北九州空港⇔沖縄(那覇)
ソラシドエアの飛んでるエリア
東京(羽田)⇔宮崎
宮崎⇔沖縄(那覇)
東京(羽田)⇔熊本
鹿児島⇔-沖縄(那覇)
東京(羽田)⇔長崎
神戸⇔-沖縄(那覇)
東京(羽田)⇔鹿児島
名古屋(中部)⇔沖縄
東京(羽田)⇔大分
石垣⇔沖縄
エアドゥの飛んでるエリア
新千歳⇔東京(羽田)/仙台線/名古屋(中部)/神戸/岡山/広島
旭川⇔東京(羽田)
女満別⇔東京(羽田)
釧路⇔東京(羽田)
帯広⇔東京(羽田)
函館⇔東京(羽田)・名古屋(中部)
スカイマークの飛んでるエリア
札幌(新千歳)/仙台/茨城/東京(羽田)/名古屋(中部)/神戸/福岡/鹿児島/長崎/
沖縄(那覇)
スカイマークに関してはたくさん交差して飛んでいるので、空港のみ列記させていただきます。詳細はこちら
上記をご覧頂いてわかるように、MCCは東京は羽田発着なのが嬉しいです。これは利用する方の住んでいる地域にもよりますが、羽田空港に近い人にとっては成田だと片道1時間半から2時間、JR利用なら片道約4,000円料金が高くなってしまうので、安い航空券をLCCで買って成田から出発しても結局、時間とお金がかかってしまうという人もいます。
MCCの料金は安いのか?
これはもうザックリとしか書けませんが安いです。料金としてはLCCとSFCの中間、まさにミドルコストです。
MCCも早期割引があり、搭乗日が近づくにつれて料金はあがってきます。どの路線でも早期割引の頃はFSCとの料金の差は比較的少なく、日が近づくにつれて差が大きくなる感じです。
別記事で羽田・帯広間のANA・JAL・そしてMCCのエアドゥの料金比較を載せていますので参考にしてください⇒羽田からとかち帯広空港までの安いチケットの探し方とAIR DOの機内サービス
MCCの座席指定料金や荷物の制限は?
LCCの中でも安いチケットは座席指定が有料だったり荷物の制限重量が厳しかったりしますが、MCCは各社とも座席指定料金はかからず、荷物の制限もFSCと同じです。
ANAとの共同運航のときの料金は?
スターフライヤー、ソラシドエア、エアドゥはANAとの共同運航便があります。同じ便、同じ機材、同じサービスを受けて乗るわけですが、ANAから予約すればANAの金額、MCCの各社から予約すれば各社の金額となります。
だから同じ便に乗るのであっても料金を節約したいという場合はMCCから予約するほうが節約になります。ただしマイルやその他のポイントも、予約した会社のものとなりますので、ANAマイルやプレミアムポイントを集めているという方は熟考が必要ですね。
MCCの座席
「LCCは座席が狭い」というイメージがあるかと思います。ではMCCは?となりますが狭くはないです。JALやANAのFSCと同等が実はそれ以上に快適な会社もあります。
例えばスターフライヤー、こちらの記事【スターフライヤー 評判通りANAやJAL以上の快適さ】にも書きましたが、同じA320という機材で比較した場合、シートピッチ(前の座席との間隔)がLCC 29インチ(73.6cm)/ ANA 31インチ(78.74cm)/ スターフライヤー 34インチ(86.36cm)とスターフライヤーが圧倒的に広くなっています。
JALも他の機材でもクラスJではなく普通席のシートピッチは31インチ(78.74cm)ですのでANAと同じです。
ソラシドエアは公証で「シートピッチ平均81cm(一部広い座席もあります)」となっていての平均ですが、ANAやJALのエコノミー席よりも広くとられています。
それだけでなくスターフライヤーの場合はエコノミー席なのにフットレストがついていたり、モニターがついていたり、USBやAC電源がついていたりとANAやJALのFSCより快適に過ごすことができます。
MCCの機内サービス
LCCでは無料のドリンクサービスはなく販売のみとなりますが、スターフライヤー、エアドゥ、ソラシドエアでは一般的な無料ドリンクサービスがあります。スカイマークは無料のものと一部有料でのドリンク販売です。
節約しつつ快適にプレミアムな旅行をするのにMCCは利用価値大だと思っています。
MCC各社の公式サイト