古城のような「シャトー・フロンテナック」 ケベックシティ観光におすすめのホテル

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お城をイメージして建てられたシャトー・フロンテナック(Fairmont Le Château Frontenac)ケベック州ケベックシティ

6泊8日のカナダ ケベック州観光局プレスツアー、はじめの2泊はケベックシティにあるシャトー・フロンテナックに宿泊しました。お城をイメージして作られた建物は圧倒的な存在感で世界遺産でもあるケベックシティの街並みの中でもランドマーク的存在となっています。

崖の上のアッパータウンと崖の下のロウワータウンに分かれているケベックシティ(別記事で後述)。それを繋ぐフニキュレール(ケーブルカー)の発着場所が目の前にあるので、シャトー・フロンテナックはケベックシティ観光の拠点としてもおすすめのホテルです。

 

シャトーフロンテナック お城ホテルケベックシティ観光におすすめのホテル
お城をイメージして建てられたホテル「シャトーフロンテナック」

歴史あるホテル「シャトー・フロンテナック」

お城を模して作ったとは言え歴史あるホテルで開業は1893年。イギリスの自治領として誕生して間もなかった当時、ケベックシティの観光強化のため、既に実績があり「鉄路の皇帝」とまで言われていたウィリアム・ヴァン・ホーテンの総指揮下で建設されたそうです。

 

「シャトー・フロンテナック」という名前はシャトー=お城ですが、フロンテナックはヌーヴェル・フランス時代の総督「フロンテナック伯爵」にちなんでつけられた名前。現在はフェアモントの傘下に入っているため正式名称はフェアモント・ル・シャトー・フロンテナック(Fairmont Le Château Frontenac)となります。

 

メインエントランスも建物に囲まれるような位置にあり、他とは違う威厳さえも感じるつくりです。

 

赤レンガと緑青の銅葺き屋根が特徴のシャトー・フロンテナック。銅葺きの屋根は数年に一度張り替えられ、ピカピカ輝きのある銅から年月を経て緑青に変化していくそうです。

 

重厚感あるレンガ造りの建物。レンガの積み方が広島県呉市や岡山県で見てきた縦横交互に積む「イギリス積み」になっているのが分かります。イギリス自治領であったケベックなのですからこちらが本物ですが、そのような点からも歴史を感じることができます。

 

 

息をのむ豪華な内装 ホテル「シャトー・フロンテナック」

大きな開店扉を回し足を一歩踏み入れると、目の前に広がる豪華な世界。外観に負けないインパクトでお出迎えしてくれます。

 

まずはシャトー・フロンテナックの雰囲気を動画でご覧ください。(iPhone7Plus 手持ちで撮ったものなので期待せずにご覧ください)

 

ロビー奥に掲げられているのがホテルの名前にもなっているフロンテナック伯爵の肖像画です。

ケベック観光おすすめホテルシャトーフロンテナック

 

調度品一つ一つに趣があるシャトー・フロンテナック

人通りが少ない階段脇に置かれている調度品までもオシャレ。コーナーごとの雰囲気にあうものが選ばれているので、違う世界の空気に包まれるようになります。

 

シャトー・フロンテナックの歴史に所縁のある写真が飾られている前にはシルバーの電話。木だけを基調とするとシックになりすぎてしまうところ、このようなアクセントがあることにも関心させられます。

 

シャトー・フロンテナックのアンバサダー犬

一日中ケベックシティの視察をして疲れてホテルに戻ってきたときに、ロビーで出迎えてくれたのがシャトー・フロンテナックのアンバサダー犬DAPHNIE。
盲導犬として活躍したあとの余生をここで過ごしているそうです。

頭を撫でようと差し伸べた腕に、ちからを抜いて頭を乗せてきたDAPHNIE。愛おしささえ感じました。

DAPHNIE  our canine ambassador Fairmont Le Château Frontenac
シャトー・フロンテナックのアンバサダー DAPHNIE

ちなみにシャトー・フロンテナックはペット同伴可能。宿泊当初そのことを知らず、部屋から出ようとしたときに、隣の部屋の扉から大きな犬だけ先に出てきたので二度見してしまいました。

 

映画のロケ地や重要な会談の場にもなったシャトー・フロンテナック

ケベックシティの中でも伝統ある高級ホテル「シャトー・フロンテナック」だけあり、過去の宿泊者はそうそうたる面々。ケベック出身のセリーヌ・ディオンはもちろんのこと、チャーリーチャップリンやエリザベス女王、そして昨年開かれたG7の際にも要人たちの宿泊場となっていたそうです。

 

戦争の歴史の分岐点ケベック会談の場

第二次世界大戦中の1943年、イギリス首相のウィンストン・チャーチルとアメリカのルーズベルト大統領によって開かれた秘密軍事会談「ケベック会談」の場所となったのが、ここシャトー・フロンテナック。ロビー横の外壁には、ケベック会談の開催場所であることを記すプレートが掲げられています。

ケベック会談の場所となったカナダケベックシティのホテルシャトー・フロンテナック

 

ヒッチコック映画の舞台

1953年のヒッチコック作品である映画『私は告白する』はここシャトー・フロンテナックが舞台だったそう。

 

韓国ドラマ「トッケビ」のロケ地

2016年に韓国で放送されたドラマ「トッケビ(쓸쓸하고 찬란하神 – 도깨비)では、主人公のトッケビがオーナーとなっているのがこのシャトーフロンテナック。

ロビー横に金のポストは10年後の自分に手紙を出すというシーンに使われたため、現在もトッケビファンの人たちがこのポストに手を入れて写真を撮るという人気スポットになっているそうです。

ケベック トッケビロケ地 쓸쓸하고 찬란하神 - 도깨비

またシャトーフロンテナックの横には緑の芝生が広がる丘がり、「トッケビ」の中ではそこがCGで墓地となっていたためここも人気の聖地巡礼先だそうです。

 

 

 

疲れを癒す室内 シャトーフロンテナック に泊まった感想・アメニティと室内設備

客室階につきエレベーターを降りると目の前に長く続く廊下。すれ違う他国の宿泊者に挨拶を交わすだけで、ちょっと優雅な気分に浸れるそんな廊下でさえも豪華さを感じます。

今回宿泊したのは8260号室。広角のレンズがないと1枚の写真に入らない広さでした。

 

部屋の窓からはセントローレンス川を挟んだ対岸の夜景を眺めることもできました。窓を開けていると朝にはどこからともなく聞こえてくる鐘の音が優雅な気持ちにさせてくれます。

ケベックの夜景

 

ベッドルームは別室になっていて、おそらくお城の屋根の部分に当たると思われる傾斜がついた天井です。ベッドに横たわると前には丸窓があり、屋根裏部屋のような落ちつくことができる寝室でした。

ケベックシティお城ホテル 感想 

 

シャトーフロンテナックの室内設備

室内はWi-Fi完備、また枕元のコンセントはAC電源とUSBとそれぞれあったのが好印象。充電するものが多い近年の旅行では枕元にコンセントがあることが本当に助かります。

ケベックシティ観光おすすめホテルシャトーフロンテナック

テーブルにはウェルカムスイーツが用意されていました。ホテルオリジナルのマカロンというところもオシャレ。有料のルームバー以外にフリーでいただけるコーヒーも用意されています。ゆったりとしたソファーでいただたくコーヒーの味は旅の疲れを癒してくれる時間です。

 

シャトーフロンテナックのアメニティ

アメニティはなんとROSE31シリーズ。しかもボトルに名前まで入っているのです。こんなところにもシャトーフロンテナックの拘りを感じます。

 

 

 

「ドライヤーがない!」と一瞬探したのですが、浴室の扉の裏にかけられていました。またシャトーフロンテナックは海外のホテルにしては珍しくスリッパが用意されていたのも特徴的です。その他のアメニティや室内設備はホテル公式サイトでご確認ください。

ケベックシティホテル シャトーフロンテナックのアメニティ

 ふかふかのバスローブとタオル。クリーニングの仕上げからも高級さを感じます。バスタブつきの浴室は旅の疲れを癒してくれました。

 

カナダ料理も楽しめるシャトーフロンテナックの朝食ビュッフェ

シャトーフロンテナックの朝食は1階のレストラン「プレース ダファリン」でビュッフェとなっていました。セントローレンス川を眺められるテラス席もあります。

シャトーフロンテナック朝食ビュッフェ

 

シャトーフロンテナックのレストラン「プレースダファリン」のメニュー。今回ケベック州観光局の方に手配頂いていた朝食はFull Buffet 35ドルでした。(1カナダドル約81円)シャトーフロンテナック全体から考えると、この朝食ビュッフェはおトクではないかと思われます。

シャトーフロンテナック レストランメニュー

 

焼き立てブレッド。クロワッサンからデニッシュ、マフィン。隣のコーナーにはハードタイプのパンも並んでいました。

ケベックシティおすすめ朝食 ケベック観光

 

カナダらしいスモークサーモンはもちろんのこと、生ハム数種類、チーズ数種類、野菜やフルーツ、ヨーグルト、フレッシュジュース。

 

シャトーフロンテナックの朝食ビュッフェでおすすめしたいメニュー

シャトーフロンテナックの朝食ビュッフェで個人的にとくにおすすめしたいものが3つ。

まずはオムレツ。メニューにある具を選んでオーダーすると、その場で作ってもらえます。彼の作るオムレツはふわふわとろとろ。一日のはじまりに元気をくれるオムレツでした。

 

 

そしてこちらは「メープル ベーコン」。調べたところケベック料理でいうところのメープルベーコンは燻製させたベーコンを焼いて、最後にメープルシロップをかけるものとなっていましたが、それよりもどちらかと言うとメープルシロップで煮込んだような、豚の角煮っぽい柔らかさがありました。

これが美味しい!とろとろ柔らかな豚肉に適度なメープルシロップの甘みが染みています。

 

予想外に美味しかったのがスモークした鯖。今回のプレスツアーメンバーであり友人の@kogure氏が口に入れた瞬間に「美味しい!」と。食の趣味があうので期待して食べてみましたら、これが本当に美味しい。脂ののった鯖の旨みがスモークされることによって凝縮されていました。新しい鯖との出会いです。

 

茶色い食べ物が続いてしまいましたが、シャトーフロンテナックの朝食ビュッフェ、テーブルに小瓶に入ったジャムが用意されているのもオシャレです。

 

ホテルに併設されているスターバックス

シャトーフロンテナックには1階にスターバックスが併設されています。外にテラス席もあるので、セントローレンス川を眺めながらコーヒーをいただくことも。ケベックシティ観光の中心となるアッパータウンとロウワータウンを結ぶフニキュレール乗り場の前にあるので、観光途中の休憩に寄るのもよいかもしれません。

 

もちろんカナダデザインのスターバックスマグカップもあります。カナダ・モントリオール・ケベックの3種類がありました。

カナダ ケベック スターバックスマグカップ

 

朝食レストランが7時オープンのところ、スターバックスは6時からやっているので早めに起きた朝は散歩をしてからスターバックスでコーヒーを先にいただくこともできました。優雅な朝です。

 

 

ホテル「シャトー・フロンテナック」。歴史があり、設備もサービスも一流。立地もケベックシティ観光の拠点となるベストポジション。できることならもう何泊かしたかったほどに満足したホテルです。

 

ケベックシティ観光におすすめのホテル「シャトーフロンテナック」DATA

住所:1 Rue Des Carrieres, Quebec, Quebec G1R 4P5, CANADA(地図
電話:+(1) 800 257 7544
公式サイト:https://www.fairmont.jp/frontenac-quebec/

 

*本記事はカナダケベック州観光局のプレスツアーでの記事になります。

 

(*)情報は掲載時または旅行した日のものとなります

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