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仙台旅行おすすめ観光日本遺産 瑞鳳殿
仙台駅から観光バスるーぷる仙台で約15分。伊達政宗~3代までが眠る瑞鳳殿にやってきました。この一帯は経ヶ峯といい、伊達家の墓があり仙台市指定史跡であり、日本遺産にも認定されています。
仙台を中心に認定されている日本遺産のストーリーは
「政宗が育んだ”伊達”な文化」
日本遺産のポータルサイトでの解説の一部を紹介すると
古代以来東北の地に根付いてきた文化の再興・再生を目指す中で、
伊達家で育まれた伝統的な文化を土台に、
上方の桃山文化の影響を受けた豪華絢爛、政宗の個性ともいうべき意表を突く粋な斬新さ、
さらには海外の文化に触発された国際性、といった時代の息吹を汲み取りながら、
これまでにない新しい“伊達”な文化を仙台の地に華開かせていった。
まずは瑞鳳寺から
るーぷる仙台のバス停「瑞鳳殿前」を降り、人の流れに着いていきました。
左手に一般が利用できる駐車場や自動販売機、喫煙所などがあるエリア。
さらに進むと最初に出てきたのが「鹿児島県人七士の墓」
西南戦争に従軍して投降した西郷軍の兵士たちは、長崎で裁判を受けその後に日本全国の監獄に護送されていたそう。
続いて瑞鳳寺が出てきます。
瑞鳳寺とは1637年(寛永14年)仙台藩2代藩主・伊達忠宗によって、初代藩主伊達政宗が眠る瑞鳳殿の香華院として経ヶ峯中腹に建てられたもだそう。
山号は正宗山となっています。
御本尊は釈迦・文殊・普賢の三体で、平泉毛越寺より遷したものだそうです。
紅葉の時期は過ぎていましたが僅かに残っていました。
瑞鳳寺内にある花塚。本源流武田朴陽及其の門下生のたてた花の供養碑だそうです。
緩やかな坂道を登り正宗が眠る瑞鳳殿へ
ここからは緩やかな坂道が続きます。自由に利用できる杖も用意されていました。
伊達家の禄高を現わす瑞鳳殿への石段
瑞鳳殿一帯は第二次世界大戦のときに空襲で焼かれてしまい、1979年に再建されたものもあるのですが、この石畳は戦争の被害から免れて当時のままだそうです。伊達家の禄高である62万石を現わしていると言われています。
瑞鳳殿入り口
ここから先は有料。るーぷる仙台の一日乗車券で100円割引きとなりました。
敷地内には紫色の半纏を着用されているボランティアのかたがいて、お願いすると無料でガイドをしてくださいます。
仙台藩二代藩主忠宗が初代藩主政宗の遺言に従い1637年(寛永14年)に建てられた瑞鳳殿は1931年(昭和6年)に国宝に指定されましたが、第二次世界大戦の終戦間近である1945年7月にアメリカ軍の仙台空襲によって焼失。昭和40年代から再建の声が高まり、1979年(昭和54年)に瑞鳳殿の本殿・拝殿・涅槃門などが竣工したものだそうです。
瑞鳳殿の涅槃門
解説には以下のように書かれています。
「涅槃」とは煩悩を取り去った悟りの境地となる状態を意味し、広くは死という意味にもなります。
この涅槃門は戦災後に再建されたものですが、樹齢数百年の青森檜葉を使い焼失前と同様の豪華な飾り彫りが施されているそうです。
涅槃門をくぐり瑞鳳殿への階段を登り切ったところで振り返った景色。ここでも紅葉が少し残っている状態でした。
1636(寛永13)年70歳で生涯を終えた仙台藩の初代藩主伊達政宗の霊廟です。戦後に再建されたものであるとは言え、見事な作り。圧巻です。
瑞鳳殿の本殿の両脇には伊達政宗の死に際して、あとを追って家臣15名とその家臣に使えた陪臣5名が殉死し、その殉死者の供養のために建てられた石塔があります。
仙台藩初代藩主政宗から3代までが眠る瑞鳳殿ですが、入り口近くにあるのは伊達政宗の霊廟だけで、2代目、3代目の霊廟は一度涅槃門を出てから奥に進んだところにあります。
進む途中に戊辰戦争の弔魂碑もありました。
さらに奥に進むと出てくるのが二代藩主伊達忠宗の霊廟である感仙殿、3代藩主伊達綱宗の霊廟である善応殿があります。
二代藩主伊達忠宗の霊廟・感仙殿
3代藩主伊達綱宗の霊廟 善応殿
この感仙殿と善応殿を出て順路を進むと、最初の入り口近くに出てくる形となります。
途中資料館などもあり、瑞鳳殿の見学所要時間は、しっかりと観たいのであれば1時間半は欲しいところです。
仙台観光おすすめ「瑞鳳殿」・行き方・開館時間など
住所:宮城県仙台市青葉区霊屋下135
行き方:観光バス「るーぷる仙台」で仙台駅から15分「瑞鳳殿前」下車
無料駐車場もあり
開館時間:2月から11月 9:00~16:30
12月から1月 9:00~16:00
料金 大人一般550円(るーぷる仙台一日乗車券割引あり)
瑞鳳殿の公式サイトは「インターネット資料館」というコンテンツもあり、内容がかなり充実した公式サイトでした。これから行かれるかたは是非ご覧になることをおすすめします。