仙台観光でここは外せない「青葉城(仙台城)」~宮城縣護國神社

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仙台観光おすすめ青葉城(仙台城)

仙台に行くのは初めてではなかったのですが、今までは仕事だったりすることが多かったので、ゆっくり観光するということがありませんでした。だから仙台観光としては今回が実質初めてのようなもの。あの有名な伊達政宗の像を見ないでは帰れません。

 

ということでやってきたのが、青葉城(仙台城)。仙台駅から観光バス「るーぷる仙台」で直通なら約22分。私は瑞鳳殿に寄ってから来たので、瑞鳳殿からは約7分でした。

 

バスを降りてはじめに目についたのがこちら。東日本大震災の記録。やはり大きな被害を受けたようです。

 

ところで仙台城?青葉城?

今回仙台旅行をするにあたり、行こうと思っていた「青葉城」。耳慣れていたのは「青葉城」という呼び名でした。さとう宗幸さんの青葉城恋唄ですね。

しかし旅行前に調べていたら、度々でてくる「仙台城」というお城。調べてみたら仙台城=青葉城だったのですが、この呼び名の違いには理由もあるそう。

Wikipediaによると仙台城址の土地の所有者が複雑で

仙台城跡の土地の権利関係は複雑であり、仙台城跡のうち仙台市が所有している区画(青葉山公園)はごく一部である。戦前の経緯から宮城県護国神社や国立大学法人東北大学が保有している区画が多く、現在でも本丸と二の丸の中に境界が存在している。

宮城県護国神社は「青葉城」「青葉城址」と呼んでいて、仙台市は「仙台城跡」と呼んでいるそうです。

2003年に国の史跡に「仙台城跡」として登録されています。
青葉城と仙台城の違い 仙台旅行ブログ

 

日本遺産でもある「仙台城 跡」

「政宗が育んだ“伊達”な文化」というストーリーで認定されている日本遺産。

ここ仙台城の跡もその一つです。

 

そう。ここは仙台城 跡で、お城としては残っていないのです。

 

 

伊達政宗が1601年に徳川家康に許可を得て着工したという仙台城(青葉城)ですが、完成した安土桃山時代から一度も戦場となることなく明治時代に入ったそう。

しかし明治15年(1882年)に発生した火災によって建物の大半が焼失。残っていた江戸時代に建てられたわずかな建物も、第二次世界大戦の末期である昭和20年(1945年)の仙台空襲で焼失してしまっています。

今はこのような形で当時の様子が分かるように記されています。

 

 

2つの時代の石が見つかった仙台城の石垣

お城自体はなくても、石垣が迫力ある仙台城。高さ17メートル、角度は70度ほどあるそう。どの位置に立ってもなかなか全体像を写真におさめることができませんでした。

 

平成9年から16年にかけて大規模な解体修復工事が行われ、そのときに出てきた石によって政宗の時代のものとは違うものも出土したそう。仙台市のこちらのページに詳しく紹介されています。

 

仙台城 青葉城城壁 石垣

伊達政宗像!

仙台城 跡に立つ伊達政宗像。仙台と言ったらこのイメージ。

真っ青な青空に威風堂々とした伊達政宗像が映えていました。カッコいい。

 

この伊達政宗像は元々は昭和10年(1935年)頃に伊達政宗の300回忌を記念して作られたものですが、第二次世界大戦中の「金属供出」のために撤去されてしまったのだそう。

戦後の昭和39年(1964年)に保存されていた型を使って再建されたのが、今の伊達政宗像です。

 

 

東日本大震災の被害が残る「昭忠碑」

西南の役、京城事変、日清戦争等で亡くなった兵士の慰霊のために1902年(明治35年)建立された「昭忠碑」はじめて見る私は、はじめなんの違和感もなかったのですが、実はこれ元はトビは後ろの塔の上にいたものだそう。

 

2011年の東日本大震災のときに落下し、ブロンズのトビも壊れてしまったそうです。

 

修復に至るまでの経緯がこちら▼の学芸員のかたのブログで分かります。

青葉城資料展示館の被災屋外彫刻「昭忠碑」修復、相成る!

 

 

 

青葉城資料展示館~フードコート

 

青葉城資料展示館は伊達政宗の生涯や、仙台城に関する実物資料や模型資料、パネルさらにはCGやVRを使っての仙台城の中を歩く体験もできるという、なかなか進んだ展示館です。

仙台城VRゴーのトレイラーがこちら

 

ちなみに青葉城資料展示館の入館料も「るーぷる仙台」の一日乗車券で割引となります。

 

資料館の横には伊達政宗グッズなどを買えるお土産屋と、フードコートもあります。

 

 

宮城県護国神社

仙台城の本丸跡に建てられている宮城県護国神社。

今回、時間がなくてあまりゆっくり観ることができなかったのですが、公式サイトによると

明治37年8月27日ここ仙台城(青葉城)本丸城址に招魂社として創建され、昭和14年内務大臣指定護國神社となり、昭和20年7月仙台大空襲の戦火により社殿施設を全焼したが、戦後多くの困難を乗り越えて現在の姿に復興した。

 

ひょうたんのおみくじが印象的な宮城県護国神社。

青空に赤いひょうたんが映える風景でした。

 

 

仙台城跡から仙台駅までの行き方

仙台駅方面から青葉城跡(仙台城跡)までは観光バス「るーぷる仙台」で簡単に来ることができましたが、こちらの記事で紹介したように「るーぷる仙台」は一方通行。ぐるっと一周まわると約70分かかります。

そこでるーぷる仙台のドライバーさんが案内されていた仙台駅への帰り方が徒歩で城壁に沿って降りていき、地下鉄の駅「国際センター駅」へ。ゆっくり写真を撮りながら歩いていたら30分くらいかかりました。速足なら20分で行ける距離でしょう。

国際センター駅から仙台駅は地下鉄で約5分です。

 

仙台城 大手門脇櫓

石垣に沿って降りて国際センター駅まで歩く途中ででてきたのが、「大手門脇櫓

ここも昭和6年に国宝に認定されていたところ、第二次世界大戦1945年の仙台空襲で焼失。昭和42年(1967)年に脇櫓が再建されたそうです。

仙台市公式サイト

 

 

日本のフィギュアスケート発祥の地「五色沼」

さらに足を国際センター駅に進めると、「日本のフィギュアスケート発祥の地 五色沼」が登場しました。

こちらがその五色沼。ここが凍ってスケートをしていたのですね。

 

 

仙台城 (青葉城)跡 住所・行き方など

住所:宮城県仙台市青葉区川内1番地

行き方:観光バス「るーぷる仙台」で仙台駅から約15分

観光所要時間:資料館までじっくり観るなら最低でも1時間

仙台市の仙台城跡公式ページ

(*)情報は掲載時または旅行した日のものとなります

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