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ロケ地巡りだけでも楽しい呉市
呉市は言わずと知れた、こうの史代さん原作の「この世界の片隅に」の舞台でもあります。観光案内所などには「この世界の片隅に」のロケ地マップも用意されています。
「この世界の片隅に」だけでなく、最近で言えば今年5月に公開された映画「孤老の血」も舞台が呉市、今回私たちが行ったときも来年公開予定の「アルキメデスの大戦」のロケをしていました。
歴史があるし絵になるし呉は歩いているだけでも、歴史を肌で感じ、さまざまなストーリーに出会うことができます。
今回「この世界の片隅に」聖地巡礼とまではいえませんが、立ち寄ったり通ったりした「この世界の片隅に」の聖地をご紹介します。
この世界の片隅に すずさんが通った「三ツ蔵」(旧澤原家住宅)
はじめに建てられた母屋は1756年。2005年に国の重要文化財にも指定されている建物となります。呉市の中でも山の中腹にあり、この三ツ蔵自体も坂道に建っているような形です。
向かって左方面に坂を上っていくと「この世界の片隅に」主人公すずさんが住んでいた家がある方面になります。
この三ツ蔵のあるところは前後の街並みに趣があります。山の中腹に建物があるからこそできる街並みですね。本当に美しいです。その場に立つだけでタイムスリップしたような気持に。
三ツ蔵の裏道となるここも白壁が美しい。
「この世界の片隅に」のストーリーでも分かるように呉は空襲が激しかった町。そのような中でも残っている街並みは昔のままです。
三ツ蔵(旧澤原家住宅)の場所
広島県呉市長ノ木町2-9
「この世界の片隅に」ですずさんが周作さんと待ち合わせした青山クラブ/旧呉海軍下士官兵集会所
この世界の片隅にストーリーの中で、すずさんが夫の周作さんと待ち合わせしていたのがこの青山クラブ(旧海軍の下士官兵クラブ)。戦時中は呉港に入港した軍艦の乗組員の休憩所となっていたそうです。
この建物は2016年まで海上自衛隊が使用していましたが老朽化に伴い国としては使用を中止、その後、呉市が国から買い取る意向を表明しました。
現在は取り壊しはせずに、保存活用をする方法を検討中とネットニュースでは見かけております。
「この世界の片隅に」の聖地であることはもちろんのこと、日本の歴史を肌で感じる場所でもあるので、なんらかの形で一般の人も近くに寄れるような建物になるといいなと個人的には思っております。
旧呉海軍下士官兵集会所(青山クラブ)場所
広島県呉市幸町4 (バス停「眼鏡橋」前)
「この世界の片隅に」ですずさんの義父が入院していた旧海軍病院(呉医療センター)
今回の呉旅行では車で前を通っただけで、あまりきちんとした写真が撮れなかったので、前回のときに撮った写真でご紹介します。
義父と暫く連絡がとれず心配していたら大けがをして入院していたのがこの旧海軍病院。「この世界の片隅に」ではすずさんがこの階段にいるシーンが印象的です。
ここはすぐ手前に入船山記念館もあり、同じ敷地内には呉美術館などもあります。
呉医療センター 場所
ドラマ「この世界の片隅に」で使われたロケ地 江田島・旧 海軍兵学校
ドラマ版の「この世界の片隅に」で松坂桃李さん演じる周作さんがいる海軍のシーンで使われたのが、今回も行った呉市の隣の江田島にある第一術科学校(旧海軍兵学校)。
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映画「孤老の血」のロケ地「黄ビル」
今年の5月に公開になった映画「孤老の血」。その中で真木よう子さんがママをしていたクラブ「梨子」があった場所。映画の中でも何度も登場したビルです。
黄ビル(呉市)の場所
映画「孤老の血」はドラマ「この世界の片隅に」にも出演していた松坂桃李さんが準主役のような形で出演されていて、松坂さん呉市ずいていますね。
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「この世界の片隅に」遊郭シーンの背景にも出てくる「千福」
そしてこちらは、「この世界の片隅に」ですずさんが遊郭近辺で道に迷っているシーンで背景に看板が出ている日本酒の「千福」の三宅本店。今では「この世界の片隅に」の聖地として訪れる方も多いそうです。
今回の旅では行けませんでしたが、以前に何度か行った「歴史の見える丘」の前の道も「この世界の片隅に」では重要なシーンとなっています。