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宗教を超えて心打たれるノートルダム大聖堂とダルム広場
モントリオール旧市街(old Montreal)の観光と言えば一番に出てくるであろうノートルダム大聖堂とその前に広がるダルム広場。教会と言えばその宗教の人のものとだけ思われるかもしれませんが、モントリオールのノートルダム大聖堂は宗教を超えて訴えてくるものがある一見の価値ある大聖堂です。
1672年にカトリック教会の聖スピルス会によって建てられたこの教会は当時は小さいものだったそうです。その後、信者が増えるにつれて入りきれなくなり大規模な改修改築が進み、1830年にメインとなる聖堂、1841年と1843年に2つの塔が完成し、そこから約50年は北米最大規模の聖堂となっていました。
また1984 年にはローマ法王 ヨハネ・パウロ 2世が訪れバシリカとしての地位を認められたそうです。
ノートルダム大聖堂の前に広がるダルム広場:モントリオール
モントリオールの旧市街、ノートルダム大聖堂の前が今は市民の憩いの場ともなっているダルム広場です。ダルム広場と言えば、ケベックシティにもダルム広場がありました。
ケベックシティのダルム広場に立っていた像は1603年にフランスから派遣されてケベックシティに降り立ちヌーヴェルフランスを築き上げたサミュエル・ド・シャンプレインですが、ここモントリオールのダルム広場に立っているのは1642年に同じくフランスから派遣されてきてヴィル・マリーを築き上げたメゾヌーブの像です。
メゾヌーブがフランス国旗を掲げているこの像は市政250周年のときに建てられたそうです。メゾヌーブの台には1895年と掘られています。
フランス系カナダ人とイギリス系カナダ人の像
現在のカナダは先住民がいたところにフランス人がきてフランス領としてヌーヴェルフランスやヴィルマリーができ、その後にイギリス領の時代を経てカナダとなったわけですが、このダルム広場にはそれを象徴するような像も建っていました。
と言っても実は現地にいるときはこれが何の像か分からず撮っていて、その後調べて【こちらのブログ】でようやく知ることができました。
こちら▲の像は、プードルを抱えるフランス人女性。そして写真は撮れていないのですが対になるようにもう一体の像は、パグを抱えたイギリス人男性の像があったようです。
これによってフランスとイギリスの文化の違いを現わしているそう。
プロジェクションマッピング「AURA」も必見!モントリオールのノートルダム大聖堂
まずはノートルダム大聖堂のショートムービーです(1:00)
17時ちょうどにはノートルダム大聖堂の美しい鐘の音が5分ほど鳴り響きます。
ノートルダム大聖堂は中央の建物を挟むように2本の塔が建てられています。望遠で寄ってみると一つ一つレンガが積まれているのが分かります。
ノートルダム大聖堂、中央の建物には聖母マリアを中心に3体の像が建てられています。
一歩中に足を踏み入れると、誰しもその美しさに圧倒されるのではないでしょうか。写真では伝えきれていないこの美しさ。祭壇や天井の細かな装飾、ステンドグラスの美しさどれをとっても見事です。
ノートルダム大聖堂のプロジェクションマッピング「AURA」
現在、モントリオールのノートルダム大聖堂では別記事「モントランブランのTONGA LUMINA」でもご紹介した世界的に有名なカナダのデジタルアート集団「Moment Factory」によるプロジェクションマッピングを観ることができます。これが更に素晴らしい!!
プロジェクションマッピングの間は撮影することができないので、こちらの公式トレーラー映像をご覧ください。
細かな作りの何体もの像に、奥行きも掘りも違う祭壇、そして天井、壁、それらにプロジェクションマッピングを投影するというのは、プロジェクションマッピングの中でもかなりの高度な技術だと思われます。
このクオリティーの高いプロジェクションマッピングは必見です。
AURAのスケジュールに関しては公式サイトのこちらのページをご覧ください。
投影されるプロジェクションマッピング以外にも壁面や柱、ステンドグラスもご覧ください。
一般的には教会のステンドグラスには、聖書に出てくるストーリーが描かれているそうですが、モントリオールのノートルダム大聖堂のステンドグラスには、ヴィルマリー開拓時代のストーリーが描かれています。
通常の時間帯のノートルダム大聖堂も必見
ノートルダム大聖堂にはプレスツアーとして、モントリオール滞在1日目にAURAを観に行ったのですが、その美しさにあまりにも感動し、2日目のフリータイム中にも一人で再訪してしまいました。
プロジェクションマッピング開催時間帯とは全く違う祭壇も圧巻です。
キリスト像を中心に青と黄金色に輝く祭壇は文字通り息をのみます。宗教が違っても訴えてくるものがあり、何時間でもここに座っていたいという想いにさえなる空間です。
全てのものが美しく神々しく、訴えかけてきます。
2ドル(約160円)でろうそくに火を灯せるようでしたのでやってみました。
用意されている木の細い棒を使い、既に灯されているろうそくから火をもらい、自分のろうそくにつけます。みんなが幸せでありますようにという願いと、こんなに美しいものを見せてくれてありがとうという気持ちを込めて。
このノートルダム大聖堂の美しさは何年経っても何十年経っても忘れないこととなるでしょう。
祭壇とは反対側、入り口の上には700本のパイプで構成されたパイプオルガンもあります。
ノートルダム大聖堂の周りではこんな光景も見られました。
夜間はノートルダム大聖堂自体がライトアップされています。
モントリオール観光ではおすすめとして一番に出てくるノートルダム大聖堂なので、モントリオールまで来たら行かない人はいないかとは思うのですが、それでももしも予定していない人がいれば「絶対に行ったほうがいいよ」とおすすめしたい場所であります。
モントリオール ノートルダム大聖堂 DATA
住所:110 Rue Notre-Dame Ouest, Montréal, QC H2Y 1T2 カナダ(地図)
入場可能時間
月曜日から金曜日:午前8時から午後4時30分
土曜日:午前8時から午後4時
日曜日:午後12:30~午後4時
入場料 18歳以上:8ドル(約640円)
≫≫ 公式サイト
AURAは曜日と時期によって開始時間18時から他あるので、公式サイトのスケジュールでご確認ください。
AURA料金 大人2019年は26.50ドル(約2,200円)、2020年は28.5ドル(約2,365円)
≫≫ AURA公式サイト
*本記事はカナダケベック州観光局のプレスツアーでの記事になります。