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ケベックシティ観光 旧市街の中心「ダルム広場」「テラス・デュフラン」
古城のようなホテル「シャトーフロントナック」の前、セントローレンス川を臨む絶景の立地にあるのが「ダルム広場」そしてそこから続くウッドデッキが「テラスデュフラン」となります。
市民の憩いの場でもあり、私たちが滞在中もオルガンと歌を披露している人の音を聴くことができました。
世界遺産にも認定されているケベックの歴史地区。高台のアッパータウンと崖下のロウワータウンに分かれますが、ここダルム広場はそのどちらにも繋がるケベックシティ観光の拠点でもあります。
元は軍隊の訓練場だった「ダルム広場」
ストリートミュージシャンがいたり、ベンチでセントローレンス川を眺める人がいたりと、ゆっくりとした時間が流れているダルム広場。
しかしダルム広場はPlace d’Armesと書き、“Arm”に“y”をつけるとArmy(英語で陸軍)となるように軍隊の広場という意味で、シタデル(別記事で紹介予定)ができるまでは、ここが軍隊の訓練場だったそうです。
ちなみに同じ名前でダルム広場はフランスにもベルギーにもあるそう。
ダルム広場に立つサミュエルド・シャンプレインの像
ダルム広場の中央に称えられるように立っているのが、サミュエル・ド・シャンプレインの像。
ヌーベルフランスを建設しようと1603年にこの地に降り立ち、1608年に今のロワイヤル広場に居を構え毛皮売買をはじめて北米最古の商店街プチシャンプラン通りと名前が残っています。
台座の白い石灰岩はフランスから持ってきたもので、あの凱旋門と同じ石を使っているそうです。
世界遺産登録の記念碑
シャンプレイン像の斜め前には国連の青い旗に囲まれて、ユネスコから贈られた世界遺産登録の記念のオブジェがあります。
ケベックシティが世界遺産に登録されたのは1985年。北米唯一の城壁が残る街としてケベックシティの旧市街全体が世界遺産に認定されています。
イエズス会宣教師300周年を祝う記念碑
1916年に建造された噴水とそこに立つ十字架を掲げた像。こちらは北アメリカ大陸にカソリックを布教しようと、まだアメリカもカナダも国として存在していないときに布教にきた、ジャンドゥルボーという方。
レコレ会(日本でいうところのサンフランシスコ修道会の一派)の宣教師で、イエズス会宣教師がケベックに来た300周年を祝う記念碑として建てられたそうです。
すぐ後ろにはホテルシャトーフロントナックが立っています。
早起きしてでも観たい!セントローレンス川から上る日の出「テラス・デュフラン」
ホテルシャトーフロントナックの前に広がるウッドデッキ「テラス・デュフラン」。このウッドデッキは約700メートル続き、ダイヤモンド岬(別記事で紹介予定)まで繋がっています。「総督の散歩道」とも言われているそう。
360度画像です。画面を触ると上下左右ご覧になれます。
とくにおすすめなのが早朝散歩。セントローレンス川を挟んでのぼってくる朝日の美しさは格別なものがあります。
早起きをしてでも見に行く価値はある景色です。
そびえ立つシャトーフロントナックも赤く染まる日の出の時間帯。シャトーの上にはまだ月も残っています。
テラス・デュフラン、ホテルシャトーフロントナックの1階にはスターバックスもあり、早朝6時から営業しているので、テラス席でコーヒーを飲みながら日の出を観ることもできます。
ダルム広場にあるロウワータウンへのフニキュレール乗り場
アッパータウンとロウワータウンに分かれているケベックシティを結ぶのがケーブルカーのフニキュレール。アッパータウン側のフニキュレールの乗り場はホテル「シャトーフロンテナック」の前、ダルム広場にあります。
プチシャンプラン通りなどがあるロウワータウンへは約1分の乗車。
片道3.5ドル(約280円)です。
140年の歴史を持つフニキュレール。カナダ建国が1867年なので、ほぼ同じ歴史ということですね。はじめは蒸気で動いていたそうです。
途中プチ・シャンプラン通りをはさみセントローレンス川を臨む景色も素晴らしいので、ケベックシティ観光として一度は乗ってみることをおすすめします。
ざっくりと動画でご紹介するとこんなイメージ。
余談ですがフニキュレールと言えば思い出すのがイタリアの民謡「フニクリフニクラ」。今回のガイドさんに教えていただいたのですが、あれはヴェスヴィオ山のケーブルカーのコマーシャルソングで世界最古のCMソングだそうです。 (私はスパリゾートハワイアンズを思い出します。)
ケベックシティ、とくに歴史地区の中心地でもあるダルム広場とテラス・デュフラン、観光地としてだけでなく市民の憩いの場となっています。地元の人がジョギングをしている中、ゆっくり散歩するのにもおすすめの場所です。
「ダルム広場」「テラス・デュフラン」場所
住所:Place d’Armes, Quebec City Canada(地図)
*本記事はカナダケベック州観光局のプレスツアーでの記事になります。