無数の洞窟遺跡や政宗の拘りが見える本堂!東北屈指のパワースポット「瑞巌寺」:松島観光おすすめ

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国宝&日本遺産&東北屈指のパワースポット松島「瑞巌寺」

無数の島々が浮かぶ絶景、松島と言えば日本三景。松島は昔から霊場としても有名だったそうですが、その目の前にある「瑞巌寺」も東北屈指の霊場、パワースポットとして有名なのだそう。

 

瑞巌寺は松島の遊覧船乗り場から見ると国道45号線を挟んだ目の前です。松島はおすすめの観光地がまとまってあるのでいいですね。国道から瑞巌寺の入り口までは参道が続き、ずんだソフトクリームの門前仲見世などがあります。

 

瑞巌寺の歴史をざっくりと

瑞巌寺も元は天長5年(828年)慈覚大師円仁によって開かれが奥州で一番の古刹だそう。その後、正元元年頃(1259年)臨済宗に変わり名前も円福寺に。
 

さらに伊達政宗の時代、慶長13(1608)年に寺名を瑞巌寺となったそうです。

 

今の建物は伊達政宗が5年の歳月をかけて慶長14年(1609年)に完成させたもので、紀州(和歌山・三重)の熊野から材木を取り寄せたり、全国から優秀な宮大工を130人集めて造らせたりし桃山建築の贅を尽くした造りとなっているそうです。

 

2008年から2018年まで10年かけて平成の大改修を実施。そのあいだに起こった2011年の東日本大震災では津波の被害も大きかったようです。

 

瑞巌寺の欅で作ったストラップと猫のミィちゃん

参道から瑞巌寺の門をくぐるとすぐ左手に「松島観光ガイド」と看板が出ている詰め所があります。

 

瑞巌寺 有料のガイド

有料のガイドさんもこの詰め所で申し込みすることができます。参加者が3名までならガイド料は2,000円、5人まで2,600円と人数が増えていくごとに金額があがる料金体系。ガイド時間は約30分とのことでした。

 

瑞巌寺の猫 ミィちゃん

この詰め所の前で目についたのが、布団が敷かれた段ボールと募金箱。なんでも野良猫だったミィちゃんがなつき、ここで暮らすことになったそう。ミィちゃんのご飯代の募金箱でした。

 

ひこちらが瑞巌寺の猫ミィちゃんです。人を怖がらずぬくぬくしていました。

 

 

松島土産におすすめ!瑞巌寺の夫婦欅で作ったストラップ

この詰め所で目についたのが「瑞巌寺 境内にあった名木 欅(けやき)の木ストラップ」数量限定800円。伊達家の家紋などがデザインされた4種類です。

 

パワースポットでもある瑞巌寺の欅で作ったストラップなら松島土産にいいかも!と思い、1つ買いました。800円でしたので千円札のお釣り200円をミィちゃんのご飯代に寄付

 

しかしよく見るとストラップが入っている袋には「瑞巌寺 夫婦欅ストラップ」となっていました。夫婦欅なら、2つ買ったほうがいいような気がして、帰りにもう1個購入。

 

帰ってきてから調べたら、瑞巌寺の夫婦欅とは瑞巌寺の奥の崖の上にあった幹の周りは7メートル以上、推定樹齢800年の欅で対になった形から夫婦欅(めおとけやき)と呼ばれていたもの。

老齢化や雷の影響などもあり、平成26年(2014年)に惜しまれながらも伐り倒されたのだそうです。その夫婦欅が数量限定でストラップになったようです。

 

東日本大震災の被害を受けた瑞巌寺の杉並木

瑞巌寺の最初の門をくぐると目の前に広がる杉並木。青い空にまっすぐ伸びる杉並木が美しい!というのが最初の感想だったのですが、実はこの杉並木、2011年の東日本大震災前までは全く違った様子だったとのこと。

 

東日本大震災前は空が見えないほどに道の両側に杉が並んでいたそうです。ここまで来た津波の塩害で多くの杉がダメージを受けたため伐採し今の姿に。 画像検索で、瑞巌寺杉並木を検索すると以前の様子が分かります。

瑞巌寺パワースポット 東日本大震災の被害

 

 

国宝 瑞巌寺の本堂と庫裡

拝観料は瑞巌寺と宝物館あわせて大人700円。Suicaで支払うこともできます。

 

 

瑞巌寺 だるまのおみくじ

券売機の横にあるのが、瑞巌寺の有名なだるまのおみくじ。

だるまのおみくじ1回200円。小さなだるまの中におみくじが入っているので、その小さなだるまは持ち帰っていいそうです。

 

奥に進むと正面に本堂(国宝)と、右手側に庫裡(国宝)と宝物館があります。

伊達政宗の美意識の高さを感じる 国宝:瑞巌寺の庫裡

庫裡とは今でいうところの台所の意味だそうで、瑞巌寺の本殿の横に建てられています。

中は撮影禁止です。台所なのに中の作りが豪華なこと。欄間のようなところにも豪華な唐草模様が施されていたりと拘り抜いているところに伊達政宗の美意識の高さを感じます。

 

庫裡は前述のとおり撮影禁止ですので、中の様子は公式サイトのこちらのページでご覧ください。

 

豪華な襖絵の数々:国宝 瑞巌寺の本堂

慶長14年(1609年)に伊達政宗が完成させた瑞巌寺の本堂。紀州(和歌山・三重)の熊野から木材を取り寄せるなど伊達政宗が拘り抜いて建てられています。

本堂も中の撮影は禁止なので様子は公式サイトのこちらのページでご覧ください。

本堂内に掲げられている襖絵も豪華絢爛で目を見張るものばかりでした。

 

青龍殿(宝物館)

青龍殿は平成7年に建てられたものです。公式サイトには以下のように目的が書かれています。

青龍殿は千年を越す歴史、奥州随一の禅寺と目される寺格と規模を誇る瑞巌寺の什宝物を保管展示する目的で、平成7年10月1日にオープンしました。
主な収蔵品は、10年の継続事業で修理された、国重要文化財指定本堂障壁画、伊達家歴代藩主画像、書跡、茶碗、歴代住職頂相、墨跡、日本三景の一松島に関する絵画や書、及び発掘調査で出土した中世円福寺関係資料など、約3万点です。

こちらも中は撮影NGなので公式サイトのこちらのページでご覧ください。

 

木製の伊達政宗の甲冑像があり、その木像は政宗の遺言によって両眼がああります。

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瑞巌寺のパワースポット洞窟遺跡群

瑞巌寺がパワースポットと言われる一つの要因でもあるのが、本殿に向かって右側の岩に続く洞窟群です。このような洞窟は隣接する「円通院」や松島「雄島」などにもあり、納骨や供養に造られていたと言われていま。

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法身窟

洞窟が並ぶ中にひとつ格子がはまっているものがありました。こちらは法身窟といい、鎌倉時代、「岩窟に遁世していた法身禅師と執権北条時頼が出会ったところと伝えられている」そうです。中には供養塔があります。

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洞窟の前に置かれている観音像

「西国三十三観音順拝所」と呼ばれていて、三十三に変化し救ってくれる観音様とされているそうです。

 

紅葉の時期も過ぎた12月9日でしたが、ここ洞窟遺跡の横だけは美しく紅く染まっていました。

 

他にも洞窟群にはウナギを供養する「鰻塚」もあったそうなのですが、見逃しました。

 

瑞巌寺はじっくり見るには所要時間1時間は欲しいところ。パワースポットと言われているだけあって、その場に立つだけでも気持ちがキリっと引きしまる瑞巌寺でした。

 

 

瑞巌寺 場所・営業時間など

住所 宮城県宮城郡松島町松島町内91
電話番号 022-354-2023
アクセス JR仙石線松島海岸駅から徒歩7分

営業時間 4月~9月  8:00-17:00
10月・3月 8:00-16:30
11月・2月 8:00-16:00
12月~1月 8:00-15:30

ホームページ http://www.zuiganji.or.jp/

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