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倉敷観光おすすめ「倉敷アイビースクエア」
倉敷旅行をするにあたり、ネットで倉敷の観光情報を調べていたときに倉敷アイビースクエアという名前だけを見て、「何か新しい商業施設かな」程度に思っていました。
とんでもない!実際に行ってみたら戦国時代にまでさかのぼる場所で、美しく、倉敷の歴史を感じることができる場所だったのです。
さまざまな施設がある倉敷アイビースクエア
倉敷美観地区から歩いて行きましたので、こちらの倉敷アイビースクエアの西門から入りました。
ここまでの倉敷は白いなまこ壁のイメージでしたが、倉敷アイビースクエアは赤レンガが印象的なエリアです。
△この赤レンガも特徴的で長辺と短辺が交互にならぶイギリス積みというそう。こちらは創業当時に積んだものだそうです。
そういえば隣の広島県ですが呉市にあり同じ日本遺産に認定されている、旧呉鎮守府庁舎や入船山記念館もイギリス積みでした。
倉敷アイビースクエアの中にはホテル、飲食店、倉紡記念館などがあります。
倉紡発祥の地でもある倉敷アイビースクエア
倉敷アイビースクエアに入ってすぐ「この地のいわれ」が掲示されていました。ざっくりまとめると—
さかのぼること徳川幕府時代。大阪冬の陣のおり、兵糧米十数万石を倉敷湊から積み出すためにここに屋敷を構えたのをきっかけに倉敷代官所となったそう。
その後、明治の維新政府は代官所跡に倉敷県庁を置いたが倉敷県が廃止に。
明治21年にこの地に倉敷紡績が創設され工場が栄えたということです。
代官所跡の石碑
代官所の井戸も残されています。
滑車の重厚感からも歴史を感じる代官所の井戸です。
こちらは代官所内濠遺構だそうです。
日本遺産 倉紡記念館
倉敷アイビースクエアのメインとも言っていいでしょう。日本遺産にも認定されている倉紡記念館。倉敷紡績の創立当時に建てられた原綿倉庫を、昭和44年(1969年)創立80周年に記念館としてリニューアルしたそうです。
明治・大正・昭和と倉敷紡績で使われてきた機械や資料が展示されています。
児島虎次郎記念館の跡だと思われる建物
倉敷アイビースクエアには、倉敷の観光名所でもある大原美術館の西洋美術を集めた美術家児島虎次郎氏の作品を展示した記念館が大原美術館の別館としてあったのですが、2017年年末に移転のために閉館となったそう。
定かではないのですが、おそらくこの建物がそうなのではないかと思います。
ちなみに児島虎次郎記念館は2020年に倉敷美観地区にある中国銀行 倉敷支店倉敷本町出張所内にリニューアルオープンするそうです。
大原孫三郎氏のアイデアで蔦(アイビー)に包まれた工場
倉敷アイビースクエアで印象的なのは、この蔦(つた・アイビー)に包まれた赤レンガの建物です。
なんでもこれは、クラボウの2代目社長であり大原美術館の創設者でもある大原孫三郎氏が「自然と調和しながら健康的な労働環境を」ということで、夏夏は赤レンガの建物をアイビーで覆うことで暑さをしのぎ、冬は葉が落ち太陽の光を受けて暖かくなるという、年間を通して温度調節が可能な建物にしたそう。まさにエコの先駆者ですね。
場所によっては赤レンガもなにも見えないほどにアイビーが覆っています。青空にアイビーの建物が映えます。このアイビーの建物の中に入っていくとアイビーショップや広場、レストランがあります。
建物の中廊下はさすがんい赤レンガを観ることができました。ここはアイビーショップの横にあるベンチ。このベンチから中庭や池を観ることができます。その池にも見逃してはいけないものが!
モネから株分けされた睡蓮は必見
アイビーショップの横のベンチでしばし休憩をしていたところ、目の前にはこじんまりとした池が。
そこには名画「睡蓮」で有名なモネから株分けされた「睡蓮」が花を咲かせていました。
本物のモネの「睡蓮」の間をぬうように鯉がゆっくりと泳いでいます。
5月から10月が睡蓮の花が咲く季節ということだったので、ちょうどよい季節に来ることができました。こんなところで本物のモネの睡蓮に出会えるとは。
倉敷アイビースクエアの土産物店「アイビーショップ」
アイビーショップには倉敷のお土産にいいお菓子類や、岡山の地ビールが各種揃えられていました。
今年は6月19日から9月7日までビアガーデンが開催されているそうでし、このほか備前焼体験や絵付け体験などさまざまな体験プログラムもあるので、倉敷アイビースクエアに宿泊して倉敷観光を楽しむのもよいですね。
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倉敷アイビースクエア 場所・営業時間など
住所:岡山県倉敷市本町7-2
電話: 086-422-0011(代)
営業時間:各施設によって異なります