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カナダ大使館・カナダ観光局共済 日加修好90周年記念イベント
現在、全力で執筆中の ケベック州観光局プレスツアーのレポート。あと数記事で完成する予定で、本当はすべて仕上げた状態で今回の日加修好90周年イベントに参加したかったのですが、少しのところで間に合わず…。プレスツアー記事の間にイベントレポートを挟む形となりますが、ご報告いたします。
2018年が日本の公使館をカナダに設立して90年目に当たり、2019年がカナダの公使館を日本に設立して90年目に当たる日加修好90周年。この日2019年10月30日にー*日加修好90周年 カナダ観光局・カナダ大使館 共同主催「カナダ観光局新ブランド “For Glowing Hearts” イベント」*-としてカナダ大使館で開催されたものに参加して参りました。
1部はIan Burney 駐日カナダ大使のご挨拶をはじめ、新ブランド“For Glowing Hearts”の紹介やトークショー。そして2部は会場を移動しレセプションという流れです。
Ian Burney 駐日カナダ大使
まずは、先日の天皇陛下の即位礼正殿の儀や関連祝賀行事にカナダ最高裁判所長官とともに出席されたIan Burney 駐日カナダ大使( @IanBurneyJapan )の言葉ではじまりました。
その一部をご紹介します
「人権の尊重、民主主義、クリーンな環境や開かれた持続可能な経済発展という共通の価値観が基盤となっているカナダと日本の関係。(中略)
今年はG20の議長国を日本が務めたこともあり両国の首脳が相手国を訪問したりカナダから多くの閣僚や要人が来日をしています。(中略)
そして今後も共通の価値を守り世界の平和と安全を支えるために協力を続けています。」
そしてIan Burney 駐日カナダ大使は、ビジネスの面において
「日本ではTPP11と呼ばれている画期的な貿易協定、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定が発行したことによりカナダと日本の繋がりはこれまで以上に強くなっています。(中略)
この協定は両国の企業や消費者にかつてない多くの恩恵をもたらしており、既に日本の消費者の皆さまにはこれまでよりずっとバラエティー豊かなカナダの食品や飲み物をお楽しみ頂いています。皆さんも是非このあとのレセプションでその一部をご賞味ください。」
と日本とカナダの貿易がこれまで以上に盛んになるであろうとお話しされていました。
文化やスポーツでの日本とカナダの関係にも触れ、その中で会場から拍手が沸き上がったのがこちらの言葉。
「スポーツの交流ではラグビーワールドカップへのカナダ出場はとても嬉しいことでした。カナダ代表チームは勝てませんでしたが、台風19号で被災した釜石で率先して復旧作業をおこなった姿が日本の皆さまの心に触れて彼ら自信のGlowing hearts、輝く心を私たちに見せてくれました。」
わたし個人としても、ニュースで見たラグビーカナダ代表のあの姿には心をうたれ、釜石の人たちはもちろん日本の多くの人の心の中で、ラグビーカナダ代表の選手の姿が残ることだろうと思っています。
カナダ観光局 新ブランド「For Glowing Hearts」
続いてカナダ観光局の新ブランド「For Glowing Hearts」の紹介。
旅行は、かつてバブルの時期は「行くことが目的の旅」だったものが、10年くらい前から「体験のための旅」に変化。そしてこれからは海外に行って人と交流をする旅へ。
カナダの強み、カナダのアンバサダーはカナダ人。カナダ人と交流し意見を聞いたりすることによって、心の中に変化がおこる「旅は自分を変えてくれるもの」
このようなバックグラウンドと信念のもとに誕生した新ブランドが「For Glowing Hearts」
だからカナダに来てカナダ人と交流し心にいつまでも深い感動を残して欲しいというのがメッセージだそうです。
元サッカー日本代表中澤佑二さんとモデルの高山都さんトークショー
後半は元サッカー日本代表DFの中澤佑二さんとモデルの高山都さんのトークショー。お二人とも仕事でカナダに行かれたことがあるという共通点があります。
高山都さんはFRAU カナダ特集
高山都さんが表紙を飾ったFRAU10月号。このカナダ特集の取材で高山都さんはカナダを訪問。実はこのFRAUが発売されたのは、私たちがプレスツアーに行った直前だったので、私もkindleで購入しカナダにまで持って行ってました。今回のレセプションでお土産にも頂いたので、美しいカナダの景色を改めて堪能してます。
TRIP TO CANADAとして高山都さんのカナダ旅の2分30秒の動画も紹介されました。あの動画どこかにアップされていないか探したのですが、見つからず…
FRAUにも掲載されていて、この日もスクリーンで紹介されたこのシーン。イースタンタウンシップスのFORESTA LUMINAの1シーンです。まさにここが私も一番感動し鳥肌がたったところで、このシーンだけの動画もツイートしたりしています。大画面で観ることができて再び感動。
この他、モントリオールの街中で観られる「Cité Mémoire – Montréal en Histoires」も開催場所は複数あるのに私たちが観たものと同じところが紹介されています。
中澤佑二さんはラクロスの指導員
元サッカー日本代表のDFであり長くキャプテンも務められていたレジェンド中澤佑二さん。今年サッカーの現役を引退されてから学生へのラクロスの指導員をされているそう。中澤さんの言葉によるとラクロスは初めてなので、まずはフィジカル面などの指導員をしているとのこと。
そんな関係もあり今年9月にラクロスが国技であるカナダを1週間訪問。
サッカー日本代表のときに世界中に行ったけれどホテルから出ることがなかったのに、今回のカナダ旅1週間はいろいろ経験できたということで、動画も紹介されました。
モンキーマジック ミニライブ
カナダ人であるメイナードとブレイズ兄弟のツインボーカル、そして2名の日本人リズム隊の合計4名で構成されているモンキーマジック。
この日はメイナードとブレイズのお二人が「空はまるで」をはじめ3曲演奏してくださいました。アコースティックギターにのせてお二人の歌声が会場に広がり、カナダの大自然を思い浮かべることができる演奏でした。
モンキーマジックのお二人は2部のレセプションにも参加され、私たちとも気軽に話してくれたり写真を撮ってくださったりしました。この写真は一緒にプレスツアーに行ったフォトグラファーMさん。モンキーマジックのファンということで大喜びでした。
1部の最後は中澤佑二さんとモンキーマジックのお二人でカナダ観光局新ブランド「For Glowing Hearts」を掲げてのフォトセッション。
第2部レセプション
第2部のレセプション会場にはカナダ産ワインやカナダ食材を使った料理、いくつかのPRブースが設けられていました。
お料理にはそれぞれ使われているカナダ食材のプレートも。
駐日カナダ大使付きシェフ ジョナサン コレッキ氏
駐日カナダ大使付きシェフ ジョナサン コレッキ氏のブース。テレビ番組「トップシェフ カナダ」で決勝に進出したこともあるシェフで、カナダの食材とアジアの調理法を組み合わせて料理の新境地を開いているそう。
こちらのブースではCPTPPにより可能性が拡がるカナダ産主要農産物・農産食品の資料などをいただきました。
本日のお弁当として展示されていたこのお弁当に使われているカナダ食材は、
カナダ産ポーク、小麦、ロースト亜麻仁、ヘンプ、オーツ麦、ひよこ豆、パプリカ、緑レンズ豆、ビーフ、メープルシロップ、蜂蜜、ドライクランベリー、ワイルドブルーベリー。
こちらは「メープルくるみゆべし」東北地方の郷土料理(郷土菓子)「ゆべし」に見事にメープルシロップが使われていました。レシピも頂戴したので、先日カナダで買ってきたメープルシロップで作ってみようと思います。
今回ケベック州にプレスツアーに行って驚いたのは、メープルシロップの使い方。それまでパンケーキにかける程度しか使い道を知らなかったものが、煮物、焼き物、ソースなどいろいろと使えることを知り、現在研究中です。
TOKYO2020へのカナダの取り組みブース
こちらは2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックに向けてのカナダの活動を紹介するブース。
カナダでは子供たちの学年にあわせてTOKYO2020オリンピック・パラリンピックの競技の解説などがされているホームページが公開されているそう。スクリーンショットで拝見しましたが、柔道などとても分かりやすく解説されていました。
LGBTIについてのブース
こちらのブースはカナダでのLGBTIに関する活動を紹介。
9月に行ったケベック州観光局プレスツアーのレポート【街歩きで観られる今のモントリオール】でもご紹介しましたが、カナダは2005年に同性婚が正式に認められ、モントリオールではThe Village (Gay Village)やユニセックスのトイレを見かけたりしました。
カナダ留学のブース
カナダは留学の受け入れ体制が整っているそう。治安もいいし、空気も食べ物も美味しいし、いま私が留学するなら間違いなくカナダに行きますね。おすすめです。
9月のケベック州観光局プレスツアーが初めてのカナダだったのですが、タイミング良く今回、日加修好90周年イベントに参加することができました。
10年後の100周年のときまでに、もっとカナダを経験しておきたい、そう思っています。
ケベック州観光局プレスツアーから早1か月。ツアー中アテンドしてくれていたJoeyにこの日早々に再会することができました。kogureさん、marinaさんとともに、Joeyのわずかしかなかったフリータイムの間に食事をしたりプチ観光をしたりして、改めて単なるツアー中だけの関係に終わっていなかったことを実感。
そしてケベックで3つのMoment Factoryのデジタルアートを観てますます興味がわき、カナダ外で唯一LUMINAをやっている長崎への旅行を計画中。プレスツアーというプライベートな旅ではなかったのに、確実にカナダは私の中に残っていると感じています。
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